ご存知ですか?歯のアンチエイジング 1

アンチエイジングとは

アンチエイジングとは、「抗加齢」「抗老化」のことで、老化を抑えるという意味です。美容面に目が行きがちですが 、抗老化医学は、積極的予防医学の一種で老化を防ぐために行う行為です。容姿や行動が若々しい人は体年齢が実年齢より若い人が多いといわれています。歯科分野では口、歯、周りの筋肉の使い方からアンチエイジングを奨めています。日本アンチエイジング歯科学会では次の3つの目標を掲げています
・美しい歯と笑顔でいつまでも若さを保つ
・自分の歯で一生噛む、美味しく食べる
・健康で長生きする
老化を早める2大原因

1 活性酸素
人間は呼吸し酸素を体に取り入れていますが、余剰になった酸素が活性酸素と呼ばれるものです。
活性酸素には病原菌などから身体を守ってくれる働きがありますが、過剰に発生してしまうと、正常な細胞が傷つけられ、体が錆びたように酸化してしまいます。肌が錆びるとハリ、ツヤがなくなるなど、見た目にも老化が現れます。
人間の体には元々、活性酸素を抑制しする抗酸化能が備わっていますが、年齢とともに抗酸化酵素が減少し身体の酸化が進みやすくなります。
ストレス、過度な運動や紫外線、生活習慣の乱れなども活性酸素を増やす要因となります。

2 過剰な糖分摂取による糖化
糖化は、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象をいいます。
糖化によってつくられるAGE(終末糖化産物)は体内組織に作用して様々な悪影響を与えます。
動脈硬化やアルツハイマーなどの病気や肌のシワやくすみなどの一因とされています。

エイジング度チェック!

□ 早食い、または よくかんで食べていない
□ 口の中が乾きやすい
□ 姿勢がよくない、または 猫背である
□ 真顔のとき口角が下がっている
□ おしゃれに無頓着
□ ストレスがたまっている
□ 疲れた、が口ぐせになっている
□ 怒りっぽい
□ 甘い物や脂っこい物をよく食べる、
□ バランスの取れた食事をしていない
□ タバコを吸う

当てはまる項目が
3つ以上→要注意。できることから改善しましょう!
5つ以上→危険。今すぐに改善しましょう!!

アンチエイジングに効くおすすめ食材
発酵食品
抗酸化物質であるカロテンやポリフェノール、フラボノイドなどは、発酵させることで体内に取り込みやすくなります。腸内環境も改善するため、免疫力を高め、抗酸化作用を持つものもあります。納豆やみそ、漬物、ヨーグルトなどを積極的に取るようにしましょう。朝食にヨーグルト、夕食に味噌汁、というように毎日数種類の発酵食品を少量ずつ食べるのが理想です。
抗酸化作用のあるビタミンEが含まれているナッツ類、良質なタンパク質、コラーゲンが豊富な肉・魚類など、バランス良く摂取しましょう。

避けた方が良い食べ物
チョコレートやクッキーといった砂糖を使った甘いお菓子は血糖値を急激に上げる食品です。果糖液糖、果糖ブド
ウ糖液糖は砂糖の10倍AGEを作りやすいので、それらが多く含まれるジュースやゼリーも避けた方が良い食品です。

その他、AGEが多い食品としては、ソーセージ・ベーコンなどの加工肉類、
揚げ物、チーズなどが挙げられます。
AGEは焦げです。当然ですが、焦げた食品や焦げのある部分を避けて食べるようにしましょう。
食品ではありませんがタバコもだめです。

アンチエイジングのためのひと工夫
1. 食べる順番
野菜類 → 肉・魚類 → 米・小麦
🌟血糖値を急激に上げないこと

2.食べ方
よくかんでゆっくり食べること
🌟活性酸素の発生を減らせるなどの効果があります。

3. 調理法
◯ ゆでる、蒸す、煮る
× 揚げる、炒める、焼く
🌟AGEを増やしにくくする

2へ続く

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